中学生が給食を残す、選択しないのは「まずい」から?

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昨日の読売新聞で「大磯町の中学校で提供されている給食を、ほとんどの生徒がものすごく残している。」という記事があり、反響をよんでいました。

この原因として「まずいから」という点のみで取り上げられていますが・・・本当に「まずい」のでしょうか?

だとすると、どう「まずい」のでしょう?

委託業者に調理も配送も頼んでいるようですが、給食室のある自校式と違い、冷めてしまったりはしょうがない。

自宅から持ってくるお弁当だって冷めてるし。

給食は、文部科学省で定められている「生徒一人1回あたりの学校給食摂取基準」を目安に1ヶ月単位で食品構成を充足できるようにしているらしいです。

おいしくないのは、材料のせいなのか、濃い味に慣れていて薄味がおいしくないのか、調理の仕方が悪いのか、

・・・それとも、誰かが「まずい!」と言い出したから皆も「まずい!」と同調したのか。

 

実は私は昨日、以前から申し込んでいた中学校の給食試食会へ行ってきたんです。

長女の通っている中学校では、希望制で給食が注文できます。
申し込みは1ヶ月単位で、1食310円×提供日数です。

私は最初、もちろん申し込む気でいました。

でも長女は頑なに拒否!

なんでも「おいしくない」「注文する生徒がいない」と聞いたとのことでした。

なのでずっとお弁当を作っていますが、やはり給食の生徒は少ないです。

そのうちの原因の一つが、昼食の時間が12時45分〜1時までの15分間しかなくて、前の授業が少し伸びたりするとさらに短くなるということ!

給食の場合は、自分で給食を取りに行くのですが、その間他の生徒も待っていなくてはならず、さらに1時までに食器を返さないといけないそう・・・。

じゃあ一体、食べる時間は何分あるの?

もともと40人のクラスで7人くらいしかいなかった給食注文者は、今やさらに減っている様子。

味は・・・今日食べた上での感想では、普通でした。

玉ねぎがシャキシャキしていたので、もう少し火を通してほしかったくらいですね。

量は多くて、820キロカロリー!(中年には多すぎる!)

でも、けっこう凝った調理がされているし、長女が「今日も給食がまずいって〇〇が残していた」と言うような内容ではありませんでした。

ただ、牛乳は合わないかな・・・。(イチゴ味のミルメーク付き。おいしかったけど。)
お茶は持参したほうが良いなと思いました。

この中学校は、食べ残しのあった大磯町とは違う委託業者ですが、食べ残しや「まずい」問題は似たり寄ったりです。

 

給食のメリット

給食は栄養士さんが考えたメニューで、栄養バランスがとれている。

野菜は国産。

ただでさえ荷物が重いので、お弁当ではなく給食だったら少し軽くなる。

夏場など、ちゃんと管理されている給食の方が衛生的にいいのでは。

しかも、310円!

 

私もですが、周囲のお母さん達もちょくちょく冷凍食品を入れているようです。(冷凍食品が悪いわけではないと思うけど、野菜の量などは圧倒的に給食が多い)

給食はこんなにメリットがあるのに、なぜ給食を皆注文しないのか。

来年、次女も中学生になるので、「給食頼んでみようかな」と言ったら

「え〜!やだよ。だったら自分で作る。」とまで言い出しました。

 

・・・いや、だったら作るけどさ。

でも、こんなにメリットがある給食が広まらないのっておかしいなって思うんですよ。

しかもその理由が「注文している生徒が少ないから」とか「まずそうだから(食べていない)」だったら!

この大磯の中学校も、「まずい」だけが残す原因なのかちゃんと突き止めてほしいですね。

この中学校は、この状態なら給食は選択制にすることも考えているようです。

そうなったら、長女が通っている中学校のようにあっという間に少なくなるでしょうね。

先生達もそこの給食を食べているのでしょうから、それは本当にまずいのか、自分たちの意見はどうなんでしょう?

残すものが多いのは、たとえば時間が短い、量が多いということもあるのでは?

私が今日食べた給食、大食いの男子なら食べられるかもしれませんが、少食な生徒や食べるのが遅めの生徒は、正味10分ほどでは到底食べきれないですね。

子供の言うことはちゃんと聞かないといけませんが、雰囲気で流されている場合も多々あります。

大人として、ちゃんと冷静に考えてほしい。そして改善すべき点は委託業者とも話しあってほしいですね。

たとえば、冷たいまま提供せざるを得ないのなら、カレーやシチューなどはご飯とどちらも冷めていたらそりゃあまずいでしょうから、せめてどちらかは温められないか検討する。

それができないなら、冷めても極力違和感のないおかずを提供するなど。
(パスタなどの麺類はやめたほうがいいと思います。)

本当の原因を突き止めないで、「じゃあお弁当でもいいですよ」としたら、給食を注文する生徒は「あのまずい給食注文してる可哀想なやつ」ってなりますよ。

それは自由な選択肢を与えるようでいて、責任放棄です。

大磯町は長い取り組みの末、やっと給食を実現したようなので、もったいないと思います。

ちなみに、海外の給食はどうなんだろう?と調べてみました。

アメリカ・・・ひどいですよね。栄養考えているんだろうか?
イタリア、韓国は美味しそう!

こんなのを見ると、日本の給食のレベルはかなり高いんじゃないでしょうか?

 

ちなみに今年の春に行われた、中学生保護者による給食試食会の意見がまとめられたグラフを見てみたのですが、

「給食にしない理由」(全体115件)

No.1 子供が嫌がる・・・31件

No.2 給食の配膳方法、時間について(不満があるため)・・・23件

でした。

一位の「子供が嫌がる」は、周りが一番気になる年頃の子供の、ネガティブな意見に引っ張られる部分ですね。

大人が食べて「普通」なら、たとえ味が薄くてもそれが健康にいいんだ!と自信を持って提供してほしいです。(野菜がちゃんと煮えてないとかは論外ですが)
味が濃いのが好きな生徒は、調味料持参したらどうでしょう?(実際いるらしい)

二位は、納得です!
給食食べる生徒が肩身の狭い思いをしない工夫をしてくださいと言いたい。
また、せめて食事時間を20分は確実にとってほしいです。

横浜市の市長が「お弁当作りが生きがいになっているお母さんもいる」と、給食にしない理由にしていますが、「自分で作りたい」と答えた人はここではたった3件でした。

(まあそもそも、そういう人は試食会に来ないのかもしれませんが・・・。)

 

私は、注文する生徒が他にいなくたって「給食」、いいじゃない!

って思っています。

でも、余裕のなさすぎる昼食時間。

そして自分が給食を取りに行っている間、クラスメイトを待たせる後ろめたさ。

「それ、まずそ〜。まずいでしょ?」と食べている生徒に言ってくるクラスメイト。

それじゃ給食を注文したくないという子供の気持ちも、よ〜くわかります。

意見はもちろん試食会の後に書きましたが、こんなにメリットのある給食が普及されないのはやっぱりもったいない。

業者にだけ責任を押し付けるのではなく、一つ一つの原因をちゃんと考えてほしいですね。

その後、インスタやツイッターなどから大磯中の保護者の方、卒業生などから意見をいただきました。
その声をまとめた投稿がこちらです。↓

「中学生は大変だ!」シリーズ↓

イラストエッセイ目次


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