お別れの時・・・

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共通の友人からMさんが、脳にガンが転移してかなり危険な病状ということを知り、連絡をもらった翌日に彼女と一緒にお見舞いに行きました。

病室には・・・つい最近まで元気に歩いていたMさんが、ベッドで横たわっていました。

もうMさんは立つことも、話すこともできませんでした。

でも、たまたまその時は意識があり、私たちの話は聞こえるようでした。

旦那さんがMさんの病気のいきさつや思い出話をしている間、Mさんの表情は変わり、微笑んだり悲しそうな顔をしていたのです。

病室で30分ほど過ごし、私たちは帰ることにしました。

帰り際Mさんの手を握ったのですが、彼女の手は温かく、意外なほど力強く握りかえしてくれました。

話せず動けなくても、彼女は生きているんだ、と思いました。

 

翌日の夕方、家にいるとハッとするほどきれいな夕焼けが空に広がっていました。

私の頭の中に、病室で横たわっているMさんの姿が浮かびました。

この夕焼けの光を彼女は感じているんだろうか?

何を考えているんだろう?

何を思っているんだろう?

水も飲めなくなっていたMさんの最後の時が近づいているのを感じ、私も常にMさんのことが頭から離れませんでした。

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あなたのこと、忘れない


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